
有田佳浩の編集道場
無関係なふたつのあいだに、「自分」を入れることで、気づきと喜びを生む。不遜で繊細な「編集力」の基礎を知る。
編集って、わかりにくいですが、世の中にちょっと「いらんこと」をすることだと思っています。
お店がある。「わざわざ行って、食べて、自分の言葉で表現して伝える」。
イベントがある。「わざわざキャッチコピーつくって、ポスターつくって、駅に貼る」。
おもしろい話がある。「わざわざ文章にまとめて、読みやすくして、出版する」。
そんな「いらんこと」のおかげで、私たちは、ふつうに生活していたら知らなかった素敵なことを知ることができる。提供している方も、素敵な受け手に出会うことができる。
情報の時代、だからこそ、必要とされるのは「編集」の技術。
「編集道場」では、数々の雑誌をはじめ、企業ブランディング、そしていまは兵庫県広報の編集デザインディレクションも行う編集のプロフェッショナル・有田佳浩さんから、編集の基本を学びます。
(湯川カナ)
〜有田佳浩にとっての、編集とは。〜
編集は「作業」ではない。まずは「思考」が重要。
〜自身が過去に担当した広報物を見せながら〜
自分を(デザイン)にどうぶち込むか。
それがなければ、結局何も作れない。
〜編集をする、その行為について〜
編集って、自分と世界との関係を更新し続けるようなこと。
〜アンドレ・ジットの名言を見せながら。〜
答えを出さない。答えを出さないけれど、出そうと考え続ける。
その状態をきっちりと自分として受け止めて、
文章や企画・デザインに当てていく。
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